統合失調症とは
幻覚(実際にはそこにないものが聞こえたり、見えたり)、妄想(現実でないことを真実と確信する)、意欲低下、認知機能低下などの症状がみられます。
妄想も幻覚も、恐怖感を伴うものが多く、それらから身を守ろうとして言動が現実から遠ざかり、日々の生活に困りごとが増えやすくなります。
原因は解明されていませんが、なりやすい体質、遺伝要素のある方が、環境変化、ライフイベントなどの大きなストレス、緊張感にさらされた時に発症すると考えられています。
治療について
治療としては、ホルモンバランスを整える抗精神薬を中心とした薬物療法、環境調整を行います。
必要に応じて訪問看護などの支援を導入し自宅での生活が安心出来るものに整えていきます。症状が悪化した時は入院治療が必要な事もあります。
自身の体質の理解と治療の継続、症状に合わせた社会生活の維持が大切です。
近年は副作用の少ない薬剤が開発され、また、月一回の注射剤や、貼り薬、液剤など、様々な剤型を選べるようになっていますので、 それぞれの方に合うものを提案させていただきます。